VIRONには熟練の溶接工が在籍しており、状況に応じて最適な溶接方法を選択して製造しています。
アイアン階段を製造する際には、必ず金属と金属を接合する溶接が必要になります。アイアン階段の見栄えを良くするためには、この接合部分をきれいに保つことが重要です。溶接にはいくつかの種類があり、時間をかけてでも状況に応じて溶接方法を変えることで、完成時の見栄えが大きく変わります。VIRONでは、製品の品質を高めるために、「半自動溶接」、「TIG溶接」、「レーザー溶接」を状況に応じて使い分けております。板金加工や設備製造などで培ってきた技術力があるからこそ、住宅というディテールと見映えが大切な分野で、より差がでるのが溶接という工程だと考えています。
01半自動溶接
半自動溶接機を使って金属を手動で溶接しています。
半自動溶接は、「トーチ」と呼ばれる加熱器を使います。「はんだごて」を使った加工方法と同じように、溶融金属を溶かし、二つの資材を接合します。半自動溶接では、「トーチ」で加熱して溶かすワイヤーが、自動で供給されるため、効率よく作業を進めることができますが、金属の溶け込みが深く、スパッタ(金属の粒子)が出やすくまってしまうこともあります。
02TIG溶接
複雑な形状でも、丁寧に溶接します。
TIG溶接(ティグようせつ)とは、電気を用いたアーク溶接方法の一種です。電極棒に融点の高い金属であるタングステンを使用して、別の溶加材(溶接棒)との間にアークを発生により溶融して溶接する方式です。溶接作業中に火花が出ることがないため、溶接部をしっかりと見て作業することができ、半自動溶接ではできないような細かい部分の溶接にも適しています。
03レーザー溶接
微細な溶接もレーザー溶接できれいな仕上がり。
レーザー溶接は、金属にレーザー光を集光して照射することにより、局部的に溶融させることができます。そのため、半自動溶接やアーク溶接では難しい局所の溶接や融点の異なる材料の接合が可能です。熱影響が少なく、ビードが細く、加工反力も発生しないため、微細な溶接にも向いています。